絶版書籍-2(海外小説-1)


カーター・ブラウン(Carter Brown)


wikipediaでもたった6行で済まされている。
訳者田中小実昌さんの貢献ありだと思うが、日本でも人気があった。
早川書房のいわゆるポケット・ミステリー(ポケミス)の「世界ミステリシリーズ」や早川文庫からかなりの点数が出版されていたが、現在はすべて絶版の模様。
 いつかどこかでポケミスでの出版数がE・S・ガードナー等有名作家に混じってベスト3以内だったと読んだ記憶もある。
 それほどわが国でも人気があったのだ。

女ボディガード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 812)
女ボディガード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 812) 訳者:田中小実昌

 何度かの引越しで今すぐには見当たらないが10作以上は購入し、その冗談交じりのハードボイルドぶりが好きで読んでいた。

「アル・ウィーラー警部」「メイヴィス・セドリッツ女探偵」「リック・ホルマン」「ダニー・ボイド」シリーズなどを書き分けた。
今記憶に蘇るタイトルは

恋人よ、われに帰るな (1963年) (世界ミステリシリーズ)
恋人よ、われに帰るな (1963年) (世界ミステリシリーズ) 訳者:矢野徹
ゼルダ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 771)
ゼルダ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 771) 訳者:田中小実昌

1959年 突然、暴力で(Suddenly by Violence)
1963年 恋人よ、われに帰るな(Lover, Don’t Come Back!)
「ダニー・ボイド」シリーズ
1961年 ゼルダ(Zelda)
「リック・ホルマン」シリーズ
1959年 女ボディガード (The Loving and the Dead)
「メイヴィス・セドリッツ女探偵」シリーズ

1958年 ブロンド (The Blonde)
1959年 死体置場は花ざかり(The Passionate) (世界ミステリシリーズ) 新書
1962年 ダムダム (The Dumdum Murder)
「アル・ウィーラー警部」シリーズ

くらいしか思い出せない。


ブロンド (1959年) (世界ミステリシリーズ)
ブロンド (1959年) (世界ミステリシリーズ) 訳者:野中重雄

amazon.co.jpでは幸いなことに(?)プレミアム価格にはなっていない。
数千円から何万円もすると頭に来るが、全くプレミアムがついていないとそれはそれで寂しくなる。我ながら勝手なものだ。
 こうやって書いていると無性に読み返したくなる。見つかったとしても何十年も前の埃だらけの本よりもamazonじゃなくてもどこでもいいのだけれど、数冊買い直して読み返してみよう。

61歳で亡くなってしまった間に、キャロライン・ファー、A・G・イエーツのペン・ネームでも作品を発表しているなど相当の多作の作家だった。

ダムダム (1981年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ダムダム (1981年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 訳者:田中小実昌
死体置場は花ざかり (1960年) (世界ミステリシリーズ)
死体置場は花ざかり (1960年) (世界ミステリシリーズ) 訳者:田中小実昌

カーター・ブラウン(Carter Brown)
1923/8/1-1985/5/5 享年61歳

error: Content is protected !!