【Greatest Classical Music Recordings】BBC

クラシック畑でも同様のALL TIME BESTが
これも何故か2012


1位 ワーグナー/ニーベルングの指環(ゲオルグ・ショルティ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)/デッカ/1965-1966年
Wagner: Der Ring Des Nibelungen-Solti / Wiener Philharmoniker / Decca (1956-65)

 

2位 ベートーヴェン/交響曲第5番&7番(カルロス・クライバー/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)/ドイツ・グラモフォン/1965-1966年
Beethoven: Symphony no.5 & 7-Kleiber / Wiener Philharmoniker / DG (1975-6)

 

3位 ブリテン/戦争レクイエム(フィッシャー=ディースカウ/ブリテン/ロンドン交響楽団)/デッカ/1962年
Britten: War Requiem Fischer-Dieskau / Britten / London Symphony Orchestra / DECCA (1962)

 

4位 バッハ/ゴルトベルク変奏曲(グレン・グールド)ソニー/1955年
Bach: The Goldberg Variations BWV 988 Gould / Sony (1955) 

 

5位 プッチーニ/歌劇「トスカ」(ヴィクトル・デ・サーバタ/マリア・カラス/ミラノ・スカラ座管弦楽団 )/ EMI/1953年
Puccini: Tosca /Callas / De Sabata / La Scala Theater Orchestra / EMI (1953) 

 

6位 エルガー/チェロ協奏曲(ジャクリーヌ・デュ・プレ/バルビローリ/ロンドン交響楽団)EMI (1965) 

Elgar: Cello Concerto / Sea Pictures-Du Pre / Baker / Barbirolli / London Symphony Orchestra / EMI (1965) 

7位 ワーグナー/トリスタンとイゾルデ/(ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/フィルハーモニア管弦楽団)EMI (1952) 

Wagner: Tristan und Isolde-Furtwangler / Philharmonia Orchestra / EMI (1952)

 

8位 ベルリオーズ『夏の夜』ラヴェルシェヘラザード』/ /(//スイス・ロマンド管弦楽団)/デッカ (1963, 1967)
Berlioz: Les Nuits d’ete / Ravel: Sheherazade-Regine Crespin / Ansermet / L’Orchestre de la Suisse Romande / Decca (1963, 1967)  

9位 チャイコフスキー/交響曲第4,5,6番(ムラヴィンスキー/レニングラード)/ドイツ・グラモフォン/1960年

Tchaikovsky:Symphony no.4,5,6 “Pathetique” 

Mravinsky / Leningrad Philharmonic Orchestra / DG (1960)  

 

10位  ガーシュウィン/(ポギーとベス/サイモン・ラトル/ウィラード・ホワイト/シンシア・ヘイモン/ロンドンフィルハーモニー管弦楽団/ EMI /1988年

Gershwin: Porgy and Bess-

White / Haymon / Rattle / London Philharmonic Orchestra / EMI (1988)

 


交響曲もピアノソロもオペラも形式無視で総てから選出するというあまりに壮大な。
これはこれで面白い試みだ。
クラシックの場合、全レコーディングを対象にしたら、作曲家でみるか、演奏者でみるか、曲目か、当然その三位一体なのだろうが、一見して意外や意外

 

1位 ワーグナー/ニーベルングの指環(ゲオルグ・ショルティ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)/デッカ/1965-1966年
Wagner: Der Ring Des Nibelungen-Solti / Wiener Philharmoniker / Decca (1956-65)

1位にサー・ゲオルグ・ショルティ!
ハンガリー生まれだが、最終的にイギリス国籍でナイト(サー)の称号を貰ったからか?
1位がワーグナーですか・・・へぇ
いや、これはショルティが1位じゃいけないとか、ワーグナーが1位じゃいけないとか、「ニーベルング」が1位じゃいけないとかが言いたいのではなく、ベートーヴェンでもバッハでもないんだぁ、へぇ的な。

すみません、真面目なクラシック・ファンの方には読むに耐えない文でしょう。

 

2位 ベートーヴェン/交響曲第5番&7番(カルロス・クライバー/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)/ドイツ・グラモフォン/1965-1966年
Beethoven: Symphony no.5 & 7-Kleiber / Wiener Philharmoniker / DG (1975-6)

 

 クラシックの指揮者は皆、教授、学者の様な泰然とした佇まいや厳粛な雰囲気を持つ人が多い中でこんなにカッコいい指揮者がいたんだ、と。
しかも有名指揮者エーリッヒ・クライバーを父に持ち、反対されながら指揮者になってスター街道まっしぐら。

ベルリン・フィルの常任指揮者の使命を断っただの、キャセル魔だの、気が向いた時にしか棒を振らずに世界中のファンをやきもきさせながら、残した盤は傑作だらけ。
この盤に個人的に文句は無いけれど、こういう演奏を嫌う層も随分あるだろうし、何と言ってもベートーヴェンなんらとりあえずフルトヴェングラーを選ばないとまずいんじゃね、的な感覚は無いってことね。

 

3位 ブリテン/戦争レクイエム(フィッシャー=ディースカウ/ブリテン/ロンドン交響楽団)/デッカ/1962年
Britten: War Requiem Fischer-Dieskau / Britten / London Symphony Orchestra / DECCA (1962)

 ブリテン自身の作曲、指揮による傑作。
そうですよね、ぐうの音も出ないです。こういう盤があるんだよね。長い時間の中にちゃんと厳然とこういう楽曲、演奏が残されていく。

ブリテンはこの曲のスコア冒頭に次のような、詩人ウィルフレッド・オーウェンの一節を書き記している。
「私の主題は戦争であり、戦争の悲しみである。詩はその悲しみの中にある。詩人の為しうる全てとは、警告を与えることにある」
(wikipedia「戦争レクイエム」より)

 

4位 バッハ/ゴルトベルク変奏曲(グレン・グールド)ソニー/1955年
Bach: The Goldberg Variations BWV 988 Gould / Sony (1955) 

 

グールドと言えばゴルトベルク。音楽業界の事件とも言える程の衝撃をもたらした1955年版。1981年のラスト・レコーディングも同曲でそのピアニスト人生を閉じた。

私は1955年版よりもテンポを落とした、1981年の極め付け?達観?開き直り?捨て鉢?の演奏に惹かれるが、音楽史上、という見方からすれば誰もやらなかった弾き方でバッハを、ゴルトベルクを弾き、スターに駆け登ったきっかけのこの盤を選ぶのは妥当か。


それにしても順位が高すぎやしまいか?
2位と4位ってそれこそ日本人の音楽ファン投票の結果みたいでちとばかり迎合してないか?
いや、2位も4位も私の様なクラシックまだまだ歴の人間でも愛聴する盤なので、それこそもっと「クラシック通が唸る」盤が上位じゃなくていいんですか?って疑問。
グールドの日本での人気は異常、と指摘されるがイギリス人も好きなのね。

 

5位 プッチーニ/歌劇「トスカ」(ヴィクトル・デ・サーバタ/マリア・カラス/ミラノ・スカラ座管弦楽団 )/ EMI/1953年
Puccini: Tosca /Callas / De Sabata / La Scala Theater Orchestra / EMI (1953) 

 オペラを云々するなど100年早いので、「そうなんですね」と言うしかないです。

 

6位 エルガー/チェロ協奏曲、海の絵(ジャクリーヌ・デュ・プレ/ベイカー/バルビローリ/ロンドン交響楽団)EMI (1965) 
Elgar: Cello Concerto / Sea Pictures-Du Pre / Baker / Barbirolli / London Symphony Orchestra / EMI (1965) 

 

選出曲のカップリングだと現在はこのプレミアムがついている版しかないみたいなので、下の盤ならドヴォルザークまで聴けます

またまた音楽ファン絶賛しちゃう選出。2位4位6位がファン・サービス?

そりゃ、ジャクリーヌ・デュ・プレは凄い。凄すぎてちょくちょく聴けないくらい凄い。いつも此岸と彼岸の間で弾いていた様な壮絶さ。しかしその人生が映画にされたり必要以上に喧伝され、ご本人が不在なところで芯外して騒いでいるかの様な、あ、そのメディアのカルロス・クライバー、グレン・グールドに対するものと共通する「扱い方」への違和感。それが言いたかったわけで。盤は超絶傑作、意義なし。

 

7位 ワーグナー/トリスタンとイゾルデ/(ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/フィルハーモニア管弦楽団)EMI (1952) 

Wagner: Tristan und Isolde-Furtwangler / Philharmonia Orchestra / EMI (1952)

 

 ここで登場。フルトヴェングラー様が。しかもワーグナーときましたか。へぇ。

いくらなんでもベートーヴェン : 交響曲第9番「合唱」 /  バイロイト祝祭管弦楽団を上位に選出するのは定番過ぎて駄目なんすかね。

 

フルトヴェングラーのトップがベートーヴェンでもブラームスでもなく、ワーグナーってことですか。へぇ。しかもベルリン・フィルでもウィーン・フィルでもなく・・・

ビートルズの「サージェント・ペッパー」をいつまでも一位にするのはダサいみたいな?

きっと真のクラシックファンは呆れているでしょう、この文(そもそも読んでないか。たまたま読み始めても、あまりの程度の低さに途中で閉じているわな、きっと)

 

8位 ベルリオーズ『夏の夜』ラヴェルシェヘラザード』/レジーヌ・クレスパン /エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団)/デッカ (1963, 1967)
Berlioz: Les Nuits d’ete / Ravel: Sheherazade-Regine Crespin / Ansermet / L’Orchestre de la Suisse Romande / Decca (1963, 1967)  

BBCのサイトで紹介されているこの盤はLPでプレミアム価格がついておりまして、
CDはこれかと(違っていたらごめんなさい)

 

9位 チャイコフスキー/交響曲第4,5,6番(ムラヴィンスキー/レニングラード)/ドイツ・グラモフォン/1960年

Tchaikovsky:Symphony no.4,5,6 “Pathetique” Mravinsky / Leningrad Philharmonic Orchestra / DG (1960)  

きたか、ムラヴィンスキー。並み居る歴代指揮者でショルティ、クライバー、フルトヴェングラーの次はこの方ですか。名盤との評価は定着しているものですね。

10位  ガーシュウィン/(ポギーとベス/サイモン・ラトル/ウィラード・ホワイト/シンシア・ヘイモン/ロンドンフィルハーモニー管弦楽団/ EMI /1988年

Gershwin: Porgy and Bess-

White / Haymon / Rattle / London Philharmonic Orchestra / EMI (1988)

いきなり新しい。サー・サイモン・ラトル。
プライドの塊の様な世界一有名なベルリン・フィルの面々にそれまで誰もやらせなかった新しいレパートリーや試みを持ち込んだものの、「せっかくベルリン・フィルの常任指揮者に任命された割にこれといった代表作を残さなかった」「それなのに”64歳になったら”って辞めるなんて舐めてんのか」的な見方をされることが多いラトル。
やはり自国イギリスとしては外せなかった?
しかも選ばれているのがベルリン・フィルとの共演ではなくロンドン!恐るべし自国愛。

私は好きな指揮者で、ラトルが振ると他の指揮者の指揮で聴こえない音が聴こえる曲がいくつもあり(それをいじり過ぎ、とくさす向きもあろうが。本当にクラシック畑は長いだけに評論家もお客さんもうるさくて大変だろう)、来日時に目ん玉飛び出る金額払ってサントリー・ホールに聴きに行った。そのくらい好きな指揮者。
しかし・・・・・それにしてもこの盤ですか?

「ポーギーとベス」ガーシュイン、て。ミュージカルですよね?
DVDまで出てるし。
厳格なクラシック業界さん、これは有りなわけ?

この仕事がラトルの最高作ですか?


ここに至るも、ブラームス、ブルックナー、マーラー、ストラヴィンスキーの名前がない(10枚じゃ無理か?)。

 いやぁ、クラシックは長くて深いから・・・続けます

(記*波尾哲)

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